音声コードについて

About Code

What is code

音声コードとは

音声コードによる情報のユニバーサルデザイン

音声コードとは、QRコードと同じ印刷物上の切手大の二次元コードです。
漢字を含めた活字文書で、1コードに約800文字程度の情報が入ります。
音声コードは、携帯電話・スマートフォン・タブレット端末(i-OS及びアンドロイド)や専用機械を使って文書を音声で読み上げることができ、だれでも情報を得ることができます。
これにより、情報バリアフリー化が促進されるとともに、情報提供主体においても、単一の紙媒体による情報提供が可能となり、情報提供サービスの効率化が図られます。
なお、音声コードを再生する専用機械(活字文書読み上げ装置Tellme) は、日常生活用具の給付対象品となっています。

音声コードとは

音声コードは2種類あります

① 「活字文書読み上げ装置Tellme」 で読む音声コード(SPコード)

メーカーによっては「SPコード」 とも呼称します。
音声コードを再生する専用機械「Tellme」 にのみ対応した音声コードです。作成時に、男性・女性の声が選べます。

② 携帯電話やスマートフォン・タブレット端末に対応した音声コード(Uni-Voiceコード)

新しい音声コード「Uni-Voiceコード」 として、携帯電話やスマートフォン・タブレット端末(アプリ) でも読み取ることができる音声コードです。
音声コードを読み込むとUni-Voice(アプリ) の画面に文字情報も掲載されます。
音声コードを再生する専用機械「Tellme」 でも読み込むことができます。その場合は男性の声です。
※Uni-Voiceコードの音声読み上げは、スマートフォン・タブレット端末に搭載されている音声合成ソフトによって読み上げ方に一部違いが出ることがあります。

導入事例 Case

音声コードによる情報提供の仕組みは、視覚障がい者の情報伝達手段として全国的に定着しつつあります。
特に公的機関などでは音声コードによる情報提供環境が国家予算で整備促進され、視覚障がい者に対する情報格差是正が推進されています。
ここでは、印刷物への音声コードの導入事例の一部をご紹介します。

  • 01 福祉関連通知文書・契約書
  • 02 納税額などの通知文書
  • 03 国民年金・健康保険・ガイドヘルパー等の利用額通知、請求書
  • 04 障害者のしおり、便利帳、緊急連絡先
  • 05 防災・防犯情報
  • 06 福祉ガイドブック
  • 07 役所の案内
  • 08 バリアフリーマップ、主要施設の電話帳
  • 09 主要駅、福祉関連施設案内
  • 10 生活に身近な各種案内、消費者情報
  • 11 県内公益企業、諸団体への周知啓発
  • 12 時刻表、電話帳等の暮らしの便利情報

注意事項 Notes

コードの位置を表わすために音声コードをつける際の注意事項

音声コードがある位置の横には、半円の切欠きがあります。これは、視覚障がい者の方が触覚によりコードの位置を把握できるようにするためです。
この切欠きは、音声コードを片面のみに添付する場合は半円を1つ、両面に添付する場合は半円を2つ、用紙の端に入れます。ただし、音声コードの内容に「両面に音声コードがある」ことを記載する場合は半円1つの切欠きだけでかまいません。
用紙に音声コードを付ける際は、必ず用紙の右下に音声コードを添付してください。

片面に添付する場合

両面に添付する場合

表面

裏面

音声コードを印刷する上での注意事項

パソコン上で作成した音声コードを印刷するには、600dpi以上の解像度を持つレーザープリンターが必要です。現在、市販されているレーザープリンターはほとんど600dpi以上の解像度なので、お持ちのレーザープリンターでも大抵問題ありません。
ただし、再生(リサイクル)トナーで印刷された音声コードはTellmeで読み上げないことがありますのでご注意ください。また、コピー用紙を含むほとんどの紙が音声コードに対応していますが、稀に紙質によってTellmeで読み上げないケースも確認されていますのでご確認ください。

  • 音声コードを印刷するにはレーザープリンター600dpi以上が必要です。
  • 印刷した際に音声コードの上に文字が重なっていたり、音声コードがずれていますとTellmeでは読み込ませることができません。
  • 音声コードは正しい位置に貼付けてください。余白も同様です。
  • 光沢系(ミラー系)の用紙の使用には向いていません。(反射してコードを読み込みません。)
  • 凹凸のある用紙はなるべく避けてください。どうしても必要な場合には、事前にサンプルで確認してください。
  • 音声コードはWindowsで作成されます。Macに張り込む場合は写真同様の解像度モノクロ2階調にて貼付けてください。
  • 音声コードに汚れが付着しないように注意して印刷してください。

間違った音声コードの付け方の例

音声コード作成依頼

音声コード作成依頼を承っております

当社では2005年よりパンフレットや冊子等、様々な印刷物に対し音声コードを作成してきました。
長年の経験から、独自の編集方法でより聞き取りやすい音声コードを作成いたします!
ご依頼いただきましたお客様からは、聞き取りやすかった、納品までスムーズだった等ご意見を頂戴しております。
作成は1コードから対応しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

当社では2種類のコード作成が可能です。

①活字文書読み上げ装置Tellmeで読み取れる音声コード(SPコード)
②スマートフォン等アプリでも読み取れるUni-Voiceコード
※①はスマートフォン等アプリでは読み取れません。

【ご依頼について】

以下の(1) ~(4) の内容と、音声コードを作成する原稿または見本データをメールで送ってください。

  • (1) コードの種類(上記①、②)
  • (2) ページ数と1ページあたりの文字数(1コードの収納文字数は約800文字程度)
  • (3) コードサイズ(M:17.95mm、L:19.81mm)
  • (4) 原稿を頂ける日と納品希望日

※原稿について
原稿は、Microsoft Word文書でいただきます。
お見積りの段階であれば、印刷物の見本データ(PDF等)でも可能です。
表やグラフがある場合は、別途編集が必要になるためご相談ください。
固有名詞や専門用語には予めフリガナをふってくださるとスムーズです。

【納品について】

納品は、BMPファイルのデータで納品いたします。
作成したコードは読み確認をしっかり行ってから納品いたします。

  • ①SPコード:Tellmeで確認
  • ②Uni-Voiceコード:Tellme・Uni-Voice(スマートフォン)の両方で確認

納品完了後の修正は、別途料金が発生いたしますのでご注意ください。

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